一般歯科

塚越歯科医院の一般歯科治療について

お口の中のトラブルにはさまざまあり、それに応じた最適な治療法があります。ここでは、虫歯や知覚過敏などの一般歯科治療についてご説明します。「歯が痛い、」「しみる……」などのトラブルをお持ちの方は、鶴見の歯医者「塚越歯科医院」へお気軽にご来院ください。

一般的な症状と考えられるトラブル

少しの痛みや違和感でも、放っておくのは禁物です。歯のトラブルの代表的な症状をご紹介します。

症状 考えられるトラブル
  • 歯が痛い
  • 冷たいものがしみる
  • ズキズキとした痛みがある
虫歯
  • 温かいものがしみる
  • 歯に風邪が当たるとしみる
  • 歯みがきをすると歯がしみる
知覚過敏
  • 激しく痛む
  • 以前治療したところが痛む
根管(歯の根っこ)の病気

虫歯について

虫歯について

お口のトラブルの中でも、もっとも身近な病気である虫歯。虫歯は、ごく初期段階をのぞいて自然治癒することはありません。歯を削るしか治療方法はありませんが、歯を削る治療は歯の寿命を縮めてしまいます。そのため、適切な治療と虫歯にならないための予防が大切です。

虫歯の原因と仕組み

虫歯は、お口の中に潜む虫歯菌が食べ物に含まれる糖分を栄養源として作り出す「酸」によって、歯を溶かしていく病気です。食後30分は虫歯菌がもっとも活発に活動するため、食後の歯みがきでお口の中から糖分を取り除くことが大切です。

虫歯の進行と治療法

※表は左右にスクロールして確認することができます。

進行段階 症状 治療法
CO 
ごく初期の虫歯
CO ごく初期の虫歯
歯の表面にあるエナメル質が溶け始めた状態。ごく初期なのでまだ歯に穴はなく、自覚症状もありません。 丁寧なブラッシングやフッ素塗布で改善される可能性があります。
C1 
エナメル質まで進行した虫歯
C1 エナメル質まで進行した虫歯
虫歯が進行し、エナメル質まで溶かした状態。少し黒ずみ、冷たいものがしみる場合があります。 虫歯に冒された箇所を削りとり、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて補います。
C2 
象牙質まで進行した虫歯
C2 象牙質まで進行した虫歯
さらに虫歯が進行すると、エナメル質内部の象牙質まで冒します。冷たいものや甘いものがしみるようになり、何もしていなくても時々痛むようになります。 虫歯に冒された箇所を削りとり、詰め物(インレー)で補綴します。
C3 
神経まで達した虫歯
C3 神経まで達した虫歯
さらに進行し、神経まで虫歯が達した状態。何もしなくてもズキズキと痛むようになります。 神経を取り除き、根管内部の洗浄・消毒をして薬剤を詰める根管治療を行い、被せ物(クラウン)をします。
C4 
歯根まで達した虫歯
C4 歯根まで達した虫歯
歯の大部分が溶けて、歯根まで虫歯が達した状態。痛みは感じなくなりますが、歯根部分に膿が溜まると再び痛みを感じるようになります。 抜歯が必要になります。抜歯後は、入れ歯インプラントなどで歯の機能回復を図ります。
カリソルブ治療

カリソルブ治療

虫歯になった箇所に薬剤を塗布して溶かす「カリソルブ治療」という治療法があります。この薬剤には次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸が使われており、虫歯箇所にしか反応しないため、健康な歯を削る心配がありません。歯を最大限残すことができる治療方法です。

歯科業界で広まりつつある概念として、「健康な歯に対する犠牲は最小限に止めることで、歯の寿命を延ばす」という『M.I(ミニマルインターベーション)』という考えがあります。カリソルブ治療法は、まさにM.Iの概念に沿った治療法です。

知覚過敏

知覚過敏

知覚過敏は、冷たいものやあたたかいものを口にしたときに歯がしみたり痛んだりする症状です。自覚症状として虫歯に似ている部分もありますが、虫歯とはまったく異なる状態です。

知覚過敏の症状

知覚過敏は、エナメル質内部の象牙質が露出し刺激が神経に伝わりやすく敏感になった状態です。健康な歯はエナメル質で覆われていますが、何らかの原因でエナメル質が薄くなったり、エナメル質がない歯の根部分が露出したりすると症状が引き起こされます。

知覚過敏の原因として考えられるのは、おもに下記のようなものです。

  • ブラッシングのしすぎや、強すぎるブラッシングでエナメル質が剥がれた
  • 酸性の飲食物をたくさん摂ることで、エナメル質が溶けて薄くなった
  • 歯周病で歯茎が下がり、象牙質が露出した
  • 歯ぎしりや食いしばりで、歯が割れたり欠けたりしている
知覚過敏の治療法
薬の塗布
コーティング
象牙質の露出が原因の場合に最適な治療法です。フッ素配合の歯科用樹脂やセメントを塗布し、コーティングします。しかし、毎日のブラッシングですり減ってしまうため、定期的に繰り返し塗布する必要があります。
知覚過敏用歯磨き粉の使用 知覚過敏を和らげる薬用成分を含んだ専用の歯磨き粉で、露出した象牙質の症状を緩和します。
マウスピース 歯ぎしりや食いしばりが原因の知覚過敏の場合に最適な方法です。就寝中にマウスピースを装着することで、歯にかかる力を分散し和らげます。マウスピースを使うことで、歯ぎしり自体が改善されることもあります。
歯周病の治療 歯周病が原因で知覚過敏になった場合は、歯周病の治療を行うことで知覚過敏が緩和されます。ただし、歯周病治療のために歯石除去を行うことで、一時的に知覚過敏の症状がひどくなる場合があります。

根管治療

根管治療とは、歯髄(血管や神経)が通っている歯の根の内部の管から、神経を取る治療法です。重度の虫歯でも、抜歯は極力避けたいものです。そこで、根管から神経を取り除き、根管内を洗浄・消毒、薬剤を詰めて被せ物をすることで、歯は残したまま歯の機能を回復させることができます。

根管治療の流れ
STEP1 患部の除去

患部の除去

まずは、虫歯菌に冒された歯質や歯髄を取り除きます。

STEP2 根管内の洗浄・消毒

根管内の洗浄・消毒

根管内部を洗浄・消毒します。

STEP3 薬剤の充填

薬剤の充填

洗浄・消毒ができたら、薬剤を詰めて密封します。細菌が繁殖して炎症を起こさないよう、慎重に行います。

STEP4 被せ物の装着

被せ物の装着

被せ物(クラウン)を装着し、治療は完了となります。

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