詰め物が取れるのはなぜ?原因と予防法を徹底解説!
こんにちは!鶴見駅から徒歩3分の「塚越歯科医院」です。
「食事中に詰め物がポロッと取れてしまった!」というご相談は、実はとても多く寄せられています。
放置してしまうと、虫歯の再発や歯の破折といったトラブルにつながることも。
今回は、詰め物(インレーやクラウン)が取れてしまう主な原因と、再発を防ぐための対策について、わかりやすくご紹介します。
詰め物が取れてしまう主な5つの原因
1. 接着剤(歯科用セメント)の経年劣化
詰め物は、特殊な接着剤で歯に固定されています。
しかし、時間の経過や唾液の影響で接着力が徐々に弱まっていくため、長年使用している詰め物ほど外れやすくなります。
2. 虫歯の再発(二次カリエス)
詰め物の周囲から虫歯が再発すると、土台の歯が溶けて接着力が失われ、詰め物が外れることがあります。
この状態を**「二次カリエス」**と呼び、見た目では気づきにくいのが特徴です。
3. 歯ぎしり・食いしばりの習慣
寝ている間の歯ぎしりや日中の食いしばりがあると、詰め物に過度な力が加わり、外れる原因になります。
自覚がない方も多いため、心当たりがなくても注意が必要です。
4. 噛み合わせの変化
年齢や歯列矯正、歯の欠損による噛み合わせの変化で、詰め物に偏った力がかかるようになり、外れやすくなることがあります。
5. 粘着性の高い食べ物の摂取
ガムやキャラメル、餅などの粘着力が強い食品は、詰め物を引き剥がす原因になることがあります。
特に古い詰め物の場合は要注意です。
詰め物が取れてしまったときの正しい対応
自己判断で市販の接着剤を使わない!
→ 化学的に適しておらず、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。
外れた詰め物は保存して歯科医院へ
→ 詰め物が再利用できるケースもあるため、保管してご持参ください。
早めに受診を!
→ 放置すると虫歯が進行し、神経の治療や抜歯が必要になるリスクも。
詰め物の脱落を防ぐ3つのポイント
1.定期検診を受けましょう
詰め物の状態や虫歯の再発を早期に発見できます。
2.毎日の丁寧なブラッシングとフロスの活用
磨き残しは虫歯の原因に。歯間清掃は特に重要です。
3.ナイトガードの使用(歯ぎしり対策)
マウスピースを就寝時に装着することで、詰め物や歯を守ることができます。
「取れたらすぐに歯科医院へ」が鉄則です!
詰め物が取れてしまったときは、早期に治療を受けることが重要です。
「痛みがないから大丈夫」と自己判断せず、お気軽にご相談ください。