自分に合った歯ブラシを選べていますか?
こんにちは!鶴見駅から徒歩3分の「塚越歯科医院」です。
毎日使っている歯ブラシ、何を基準に選んでいますか?
「なんとなくドラッグストアで選んでる」「安いから」「色が好みだから」…そんな方も多いのではないでしょうか?
実は、歯ブラシの選び方を間違えると、磨いているつもりでも汚れが落ちていなかったり、歯や歯ぐきを傷つけてしまうことも。
今回は「自分に合った歯ブラシを選ぶポイント」と「おすすめのタイプ別歯ブラシ」を歯科医の視点でご紹介します!
なぜ“自分に合った歯ブラシ選び”が重要なの?
歯磨きは、毎日行う最も基本的な口腔ケアです。
しかし、歯ブラシが合っていないと…
・プラーク(歯垢)が十分に落ちない
・歯ぐきを傷つけて歯周病のリスクが上がる
・歯ブラシがすぐに広がって買い替えが早くなる
などのトラブルが起こることがあります。
歯ブラシ選びで見るべき5つのポイント
① 毛の硬さ
ふつう:基本的な選択肢。多くの方に適しています。
やわらかめ:歯ぐきが敏感な方、歯周病ケア中の方におすすめ。
かため:汚れをしっかり落としたい人向け。ただし、力を入れすぎると歯ぐきにダメージを与えるため注意。
② 毛の形状・密度
フラット毛:均一な長さで安定した磨き心地。初心者や子どもにも◎
山切りカット:歯のすき間や奥歯まで届きやすい
高密度タイプ:プラーク除去力に優れ、磨き残しを防ぎます
③ ヘッドの大きさ
小さめのヘッド:奥歯の奥や親知らず周辺まで届きやすい。磨き残し防止に効果的。
大きめのヘッド:短時間で広い範囲を磨けますが、小回りがききにくいことも。
④ 持ち手の形状・グリップ感
すべりにくく、自分の手にフィットするものを選びましょう。
歯磨き中に自然に軽い力で握れるものが理想です。
⑤ 手用 と 電動歯ブラシ
手用歯ブラシ:磨き方次第で十分に汚れを落とせる。コストも安価。
電動歯ブラシ:毎分数千回の微振動で磨き残しを軽減。歯磨きが苦手な方・時間のない方におすすめ。
年齢やお口の状態別でおすすめ歯ブラシの選び方
子ども(乳歯・混合歯列期)
ヘッドが小さく、毛がやわらかめのものを選びましょう。
仕上げ磨き用と本人用を使い分けるのが理想です。
大人(健康な歯・予防意識のある方)
ふつうの硬さ+高密度毛+小さめヘッドが理想的。
毎日のセルフケアをサポートします。
歯周病の方・歯ぐきが弱っている方
やわらかめの毛+毛先が細いタイプがおすすめ。
歯ぐきへの負担を最小限に抑えつつ、歯周ポケットまで届く構造を選びましょう。
歯ブラシは“消耗品”です!交換時期に注意
一般的に、歯ブラシは1ヶ月に1回の交換が推奨されています。
毛先が広がっていたり、磨いたあとに汚れが残っているようなら、すぐに交換しましょう。
歯ブラシを変えるだけで、お口の健康はグッと変わります!
毎日使う歯ブラシだからこそ、“何を選ぶか”はとても重要です。
「ただ磨く」のではなく、「正しく選び、正しく使う」ことが、むし歯・歯周病予防の第一歩です。
鶴見で歯科予防・ブラッシング指導に力を入れている「塚越歯科医院」では、皆さまのお口に合ったケアをご提案しています。
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